自由な姿勢でのお産とは

当院では、分娩台にとらわれない自由な姿勢でのお産をしています。必要に応じて分娩台も使用しますが、順調に進んでいるお産の多くは、あまり分娩台は必要ではありません。むしろ産む人にとっては不快な点も多いようです。また、純粋に医学的に見ても、分娩台でない方が良い点も多くあります。

自由な姿勢でのお産は、「フリースタイル出産」とか「アクティブバース」と呼ばれたりもします。基本的には、その時々にご自身の体に負担の少ない自由な姿勢でお産に臨むものです。
ご主人やバランスボールにもたれかかってのお産や横向きのお産が多く、立ったり、座ったり、あとは私たちと椅子屋さんとで作ったお産椅子を使ってお産する事もあります。
読まれてわかるように決まった体位がある訳ではなく、「わたしはどんなかっこうでお産をしよう」と臨むものでもありません。

お産が進んでいく中でいろいろ体位を変えてあげる事でお産が進んでいきます。「体位を変えてあげる」と書いたのはお母さんが色々動いてあげる事が、赤ちゃんが出ようとするのをお手伝いする事につながる、という意味です。
自分自身のからだの変化を知り、赤ちゃんを感じながら、お産の間中、好きな姿勢を取ることが出来ると気持ちも楽になり、「よし、頑張ろう」と前向きにもなります。

分娩台にとらわれないお産がよいと思う理由のもう一点は、産む人とその場で支えるまわりの人との距離感にあります。まわりの人とは、ご主人、上のお子さん、時には産む人のお母さんだったりお姉さん、妹さんだったりといったご本人が望む方達です。そして、それにわたし達スタッフが加わります。
こうしたまわりの人との距離感は実際の距離だったり精神的な距離だったりするようです。この距離が近い時、産む人は大きな安心感の中でお産に向き合ってもらえます。

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